Jacquelyn Frank 「Jacob」
2008-10-25


イマイチ

着想は悪くないのに、物語が恐ろしいほど面白くない。
英語でもダル、日本語でもだるい。
作家に生まれついた、と言う感じじゃない。
デーモン、エンフォーサー、ネクロマンサー、ドルイド、
まことの名前、
召喚される恐怖
見過ごしてしまったドルイド/人間のハーフ
評議会のなかでの敵

せっかくアイデアが立っているのに、筆力の低さが躍動感をそいでいる。

きらめきが乏しい最大の原因は、ヒーロー&ヒロインにある。
魅力の薄いヒーロー&ヒロインが、いちゃいちゃしては同じような会話を繰り返す。
ほとんど同じ感じのシチュエーションと会話が何度も繰り返されると、水増しページを読まされているような気がしてくる。
もっとコンパクトにすれば、ましになったのかもしれない。

星3.5
こういうのを読むと、いかにナリーニやクレスレイが上手かったか、改めて分かる。 ということで、これを読んだあと、Fictionwise に行って Nalini Singh の「Hostage to Pleasure」(ドリアンの話)の評価を 「Good」から「Great」に変更してきた。


困ったことに、主役ふたりがつまらない代償として脇役が興味を引き、
続きが読みたくなる。
これが向こうの商法だと分かっているが、「Gideon」もダウンロードしてしまった。 amazonなどで、この2番目が1番目より更にイマイチだと書いている人もいるので、、とほほ、、
[読んだ本]

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